『な』から始まる言葉です。
「仲良く」
■以前、日本舞踊を習っていた時に聞いた話。
「みんな、仲良く」
先代の先生の最期の言葉だそうだ。
たしか芸者さんだった先代の先生。
左右の手を胸の前でつないで、つぶやいたこの言葉に
嫁姑でいろいろあった、先生の奥様は
「この人には、かなわないな。」
と思ったそうです。
この、先代の言葉があったからか
稽古場は、明るく楽しく、みんな仲良かった。
玄関を一歩入ると、別世界だった。
■ 会社で気持ちが、どんよりしても
お稽古行くと、いつの間にか心が晴れて、気持ちが軽くなった。
遅くまで、お稽古してくれたので、残業して11時頃になって
「どうしようかな、休もうかな。」
と、頭によぎっても、行くと気分が変わって
「来てよかった!」と思った。
帰りは笑顔になって、体も心もポカポカになった。
■ お稽古には、結婚するまで6年間通った。
月7回、発表会の前にはもっと稽古を付けてくれた。
イベントも多く楽しかった。
自宅兼お稽古場の大掃除も、弟子たちでやった。
子供っぽい先生は、屋根に上って、
掃除した後の庭に、落ち葉を撒いたりして賑やかだった。
そして終わった後は、みんなで焼肉をご馳走になるのが恒例だった。
■ 6年間は濃密だった。
こんなに通えたのは、家族の様に接してくれた奥様のおかげ。
「お茶碗持ってらっしゃい。」
ご飯も一緒に食べた。
○○さんではなく、上手にあだ名を付けてくれた。
田舎から出てきて、都会で一人暮らしをしていた私には
こんなあったかい場所が嬉しかった。
■私も奥様のように
「みんな、仲良く」
出来る場所を作れたらいいなぁ、と思います。
〜今日の気づき〜
姑からの無視3週間経過。
「みんな、仲良く」どうすれば?
あ〜、奥様に相談したいー