こんにちは、miekoです。
またまた前回の続き。
中学2年生の男の子が泊まりに来ました。かすかに指先だけ動く少年。
利用は2回目。今回は独り立ちの準備の為に本人が希望しての宿泊。
親は送り迎えだけ。NHKの取材も入りました。
(その映像を講演資料としていただきました)
親のいない夜は初めて。心細いけど、全て自分でやらなくてはなりません。
「(人工呼吸器の)チューブはそれじゃないよ。」
看護士さんにも自分で指示しないといけません。
今までは母親が自然とやってくれていたことです。
1日の過ごし方も自分で決める。
朝のうちに学校の宿題を片付けたい。
いつもは母親が代筆しているけれど、今日は自分で書きたい。
1時間かけて都道府県名をノートに自分の手で漢字で書きました。
「こんなに長い時間字書いたの初めてじゃない?」
介護士さんの問い掛けに
「うん」
と満足そう。
「晃夫君は何になりたいの?」
「気象予報士!」
「気象予報士になるのは大変だよ!いっぱい勉強しないといけないよ!」
「うん、頑張る!」
ずっとベットの上で過ごす晃夫君の為に父親が天窓をあけてくれたそうだ。
空の移り変わる様子を観て、いつしか気象予報士になる夢が芽生えたそう。
しかも、親にも言ってない事をテレビカメラの前で堂々と語ったのです。
これはNHKの朝のニュースで放送され、それを見た現役の気象キャスターから
1通の手紙が届いたそうです。二人の間はその後も交流が続いているそうです。
~今日の気づき~
勇気を出して一歩踏み出す!
アウトプットする!
すると縁が援になる!
◎「13歳の晃夫君から、とても大切な事を教わりました。」
と、内多さんが書いていました。