こんにちは、miekoです。
またまた続き。
ちょっと話は戻りますが、この本「医療的ケアが必要な子供たち」の著者、内多勝康さんのNHK時代のエピソードを紹介します。
いくら企画書を書いても上のハンコがもらえず、もうダメだ!と思っていた時、仲間の協力もあってひとつの企画が通ったそうです。
それは、自閉症を追ったドキュメンタリー番組。
川崎市の公務員として働くTさんの話。
自閉症の人は人一倍こだわりが強く、Tさんも水やトイレが大好き。
子どもの頃は家の前を歩く人にホースで水をかけたりしてたそうです。
お母さんはやめさせようとしたけれど、パニックを起こしてしまうのであきらめたそうです。
そこで、逆転の発想をして、
「こだわりは人一倍興味が強い証拠。それを生きる力にすればいい。」
お母さんは、水を存分に使えるお風呂やトイレの掃除を教えたそうです。
その後、二人三脚で猛勉強し、公務員試験に合格し、川崎市の老人ホームで清掃の仕事をしているそうです。
これが放送された後、お母さんから嬉しい報告があったそうです。
「自閉症のこだわりは絶対にやめさせるべきだ、というのが世間の常識でした。
でも、あの番組が放送されてから、こだわりは無理やりやめさせることは無く、その人の個性だ、とまわりが思ってくれるようになったんです。」
~今日のよかった~
不幸は比較から生まれる。逆転の発想が人生を救う!
◎Tさんは誰よりも大きな声で
「おはようございます!」
と、挨拶してくれるそうです。
それは、自然と周りに、微笑をもたらしてくれるそうです。
~今日のよかった~
◎皇后様の来訪が放映され