こんにちは!miekoです。
昨日のブログに書いた、
松下幸之助さんの伝記の中で気になる人物がいました。
大阪盲唖院院主の五代五兵衛さん。
15歳の時に風眼(淋菌性結膜炎)に罹り失明。
家族を養うためにあんま業のかたわら
お悩み解決の為に人や情報を紹介する周旋の仕事、
土地や不動産の売買までしていたそうです。
家屋の査定をする時、
玄関から入って柱や壁を触っていくと
それだけで家屋の古さがわかり
値段をつけられたそうです。
「人間はな、ものすごい訓練をしたならば
そのような事も出来る」と言い、
幸之助は人生の中で苦労をするたびに
「五兵衛さんに比べれば恵まれている。
もっと努力をしなければ」
という気持ちになって、
自分を支える大きな力になったそうです。
さらに五兵衛は、
儲けたお金をひとりじめにせず
自分と同じように、目や耳の不自由な子どもたちが
きちんと教育を受けられる学校を作りたいと
日本で初めて盲唖院を作った元京都盲唖院院長の
古川太四郎を院長に迎えて大阪盲啞院を創立しました。
先日の新聞にこんな記事がありました。
<2018年、
当時11歳だった聴覚障害者の井出安優香さんが
重機にはねられ死亡。
損害賠償訴訟で「免失利益」について
一審の大阪地裁では「健常者の85%」とした。
免失利益は、全労働者の平均賃金を基礎に計算されるが、
障害児の場合は、就労能力が健常児を下回るとみなされ、
最低賃金をベースに算定される事が多かった。
高裁判決はこれを変更し
「健常者と同額」の4365万円の支払いを
重機の運転手側に命じた。>
五兵衛さんは視覚障害者で、
健常者以上に稼ぎ学校まで建てた。
そして何より松下幸之助が成功したのは
五兵衛さんのおかげかも!?
~今日の気づき~
五感をなにか失うと
他の五感や第六感が冴えて
とてつもない力を発揮するんだなぁ!
と思いました。