こんにちは!miekoです。
池田清彦さんの「SDGsの大嘘」を読みました。
以前読んだ本が面白かったので図書館で予約して半年待った^^
SDGsが掲げる目標の多くが、科学的な視点で精査していくと「嘘」だらけ、
だそうだ!
利益を得るのは、一部の国やSDGsをビジネスにしている企業など一握り。
「地獄への道は善意で敷き詰められている」(ヨーロッパの諺)
「よりよい未来をつくりましょう」と言われて、反対できる人間はまずいない。
これは地球のためではなくエネルギー資源の乏しいEUのため。
ロシア、アメリカという資源大国との優劣の差を埋めるための戦略。
「脱炭素」を広めて自分たちが進めている太陽光や風力、
電気自動車を世界に広めたいため。
電気をつくるコストは石炭による火力発電が一番安い。
石炭が豊富にある中国は安いエネルギーを使って
安い製品を大量生産し経済成長の原動力になっている。
それに引き換え資源に乏しいEUは
世界的な「脱炭素キャンペーン」をぶちあげて
これをひっくり返そうとしている。
SDGsを推進している企業に積極的に投資しようという「ESG投資」。
日本も年金積立金管理運用独立行政法人が国連のルールに署名した。
ソーラーパネルを設置した農地は太陽エネルギーが届かず
「死んだ土地」になる。作物がつくれなくなる。
「地球温暖化」の予想は大ハズレ。
1987年に、2020年までに地球の平均気温は3℃上昇する
と発表されたが実際は0.5℃。
気候変動はCO2よりも太陽の黒点の数が影響する。
17世紀半ばから18世紀初頭にかけて
黒点がほぼ消えてしまった「マウンダー極小期」には地球は寒冷化した。
また巨大な火山が爆発すると、亜硫酸ガスがたくさん出て寒冷化する。
1991年のピナトゥボ山の噴火で翌年世界の温度が0.5℃下がって、
日本も1993年冷夏になり米、野菜が不作だった。
温度が高くてCO2がいっぱいあったほうが作物の生産性は高くなる。
恐竜がいた白亜紀は今よりCO2は5倍、気温は10℃高かった。
恐竜のえさとなる草食動物が食べる植物が豊富だった。
ダイオキシン類特別措置法が出来てその辺でごみを燃やせなくなったけど
ごみを焼却して出る程度のダイオキシンは人体にほとんど影響がない。
ダイオキシン対策でつくられた巨大焼却炉は維持するためにお金がかかり
フル稼働しないといけないので大量のごみが必要になる。
江戸が最先端のSDGsを実践していた。
江戸中心部の周りには広大な農地が広がっていて人間の糞尿を肥料としていた。
プランクトンが増え豊かな漁場になった。
排泄物もごみも、食料を供給するサイクルに組み込まれていた。
人間は他人から褒められたり感謝されたりすると
この報酬系と呼ばれる機能は一度形成されると依存性になりやすい。
酒とかギャンブルと同じ。
SDGsという環境に優しそうなアクションをとると
脳内に大量のドーパミンが分泌されて気持ちがよくなる。
「SDGs中毒」に陥る。
~今日の気づき~
なんか本の箇条書きみたいになっちゃったけど
「SDGsってちがうみたいですよ」
とある人にきいた抽象的な内容が
具体的になってよかった。
◎私、完全に、
「ドーパミンが分泌されて気持ちがよく」なっていたわ。