こんにちは!miekoです。
隈研吾展に行って来ました。
図録より抜粋。
<コロナ禍という極めて特別な時間の中で、
僕らはこの展覧会の準備をしている。
コロナ禍の最大の教訓は、
ハコは危ないという事である。
今までは、ハコの中で働く事が効率的であり
合理的であり、最も安全であるとされてきた。
ハコの中に閉じ込められ、
朝、決まった時間がくると、
家からハコに向かって、
別の鉄のハコに詰め込まれて移動し、
定時になるとハコに乗って帰宅した。
教育もハコに詰め込んで行われた。
同じ試験問題を与えられ
「正解」を出す事が要求された。
ハコに詰め込んで競争させる事が
最も効率的な教育とされ
その競争に勝った者が、
ハコのオフィスに進むことを許される
そのハコの中で再び競争に明け暮れた。>
今朝NHKBSプレミアム「アナザーストーリーズ」を観ていたら、
地下鉄サリン事件の直後に起こった
ハイジャック事件をやっていた。
犯人はオウム教だと言って
サリンと爆弾を持っていると言って立て篭もった。
が、実は違った。
男は大手銀行のエリートだった。
買収でトップの成績を収めたが、
横領し女に貢いで窓際に。
銀行側は不正を暴露されると困る。
辞められず生き殺し状態だった。
それに耐えられずの犯行。
〜今日の気づき〜
ハコに閉じ込められた悲劇だ。
◎コロナ禍の「ハコは危ない」という教訓が
生かされる世の中になって欲しい。