おはようございます!miekoです。
昨日の続き。
回想法というのがあるそうです。
昔の懐かしい思い出を誰かに話したりすることで脳が活性化され気持ちが安定するそうです。
五木さんは、昔北海道の女満別ホールで講演した時の事を思い出すそうです。
今日の講演は失敗だった、落胆して楽屋に戻ると
「いや~、よかったですよ!」と地元の元校長先生。
空港まで山道を車で2時間半、
「いや~、あのホールは国が作ったんですけどねぇ、人が入らないんですよ。
満席になったのは先生が初めてですよ。1200人定員で今日は1300人入った」
すると、ずっと無言だった運転手さんが突然振り向いて
「それは嘘だ!ピンクレディーは1600人入った!!」
「・・・・・・・」
「ピンクレディーは2人だべ!五木さんは1人で1300人だ!!」
片側は白樺の林もう片側は崖、そんな細い山道を運転手が振り向くたびにセンターラインを越え走った光景。
「気持ちが沈んだ時に思い出して、きっと2人は私を降ろした後も言い合って、顔を合わす度に言い合って、元校長先生の葬式の時には大泣きしたんじゃないか。
時々回想して、鬱から立ち上がって今までやってきました。
皆さんも日々の中にちょっとした喜びやよかったと思う事、そんな思い出をたくさん作って、たまに思い出し咀嚼してみてください」
つづく。